MEO対策

【実例に学ぶ】成果報酬型MEO対策の落とし穴

はじめに

MEO対策はご自身でされているという方、もう既に外注されているという方様々いらっしゃると思います。
だけど、いまいち効果が見えてこないという方の気づきになればと思い今回は成果報酬型MEO対策について書いてみたいと思います。

成果報酬型MEO対策とは

MEO対策における料金体系

MEO対策の契約には大きくわけて固定費型と成果報酬型の2つの料金体系があります。

年間費用が確定している固定費型と比べて、成果報酬型は一見費用対効果が高そうなイメージを
持ちますが内容を見極めないと無駄なコストになるものが多いのが事実です。

一般的な成果報酬型MEO対策は順位の上昇に対して成果が発生する形式です。

このような表現になるかと思います。

成果報酬型MEOのメリット成果報酬型MEOのデメリット
順位が上がらなければ、低コストで済む可能性がある結果が出ない場合、次の手が打ちにくい
順位上昇のために積極的に動いてくれる過度な施策をされるリスクがある
競合の多いエリアの場合、適切な内容であれば効果を出しやすい契約内容に注意しないと、全く意味のないコストが発生する

上記のようなメリット・デメリットがありますが、特に以下の点に注意が必要です。

  • キーワード選定が適切でない。
  • 順位の計測地点が対象店舗所在地である場合が多い。
  • ローカルパックに上位表示されたからといって順位だけでは集客は難しい。

では、1つずつ確認してみましょう。

成果報酬型MEO対策の落とし穴

キーワード選定が適切でない。

当然ですが、MEO対策においてはキーワードを慎重に選定する必要があります。
検索需要のあるキーワードで対策を行わなければ効果は見込めません。

しかしながら、需要の多いキーワードほど競合が多く上位表示が難しくなります。

成果報酬型のMEO対策において、対策業者は順位が上がらなければ売上になりません。

よって、なるべくランクインしやすいキーワードを選定しようとします。
最もよくあるパターンとしては5キーワード選定するなかで、必ずランクインするキーワード、既にランクインしているキーワードが2キーワード程度入っています。

実際、成果報酬型の料金体系を見るとランクインすると発生する費用が1キーワードあたり200円から1,000円程度です。5キーワードあるのである程度上がるキーワード、既に上がっているキーワードを入れておくことで必ず売上になる仕組みになっています。

順位の計測地点が対象店舗所在地である場合が多い。

「順位」で成果金額が発生するというというのが、一般的な成果報酬型と呼ばれる契約形態ですが、
その「順位」というのは「どこ」で検索した「順位」なのでしょうか。

これは弊社クライアントにおけるキーワード選定時のデータです。

現在地というのは店舗所在地で計測した順位です。
順位成果報酬型の契約であれば全てのキーワードが課金対象ですね。

しかしながら、400m離れると上位表示されていないキーワードが出てきます。

更に1km離れると殆どのキーワードでランクインされていません。
1kmというと15分前後でしょうか。(成人男性の歩行スピードは約4km/時)

つまり駅から徒歩圏内の店舗であるにも関わらず駅前で検索されると表示されていないのです。

課金条件が契約書に記載されていて、説明も受け納得されているのであればまだしも、計測地点について何も説明されていないケースもあります。

今まで見た殆どの契約は「対象店舗の住所」で計測されています。これが、どういうことかおわかりでしょうか。既に来店されているお客様に検索で見せる必要はないのです。

必要なのは店舗から400m、800m、それ以上離れたところにいて、今お店を探しているお客様に見てもらうことです。でも、「成果」として支払う報酬は現地での順位によるものです。

これが計測地点の罠です。

ローカルパック(上位3位)に表示されるだけでは集客は難しい。

MEOでの上位表示は必ずしも集客に直結するわけではありません。
見た人が「あ、ここ行ってみたい」「ここのお店の方がいいね」とならないと集客になりません。

「梅田 歯科」で上位に上がってきたけれど、口コミもない、写真もないところ

「なんば 居酒屋」で上位に表示されたけれど、営業時間もわからない、口コミへの返信もないところ

このようなお店に行こうと思いますか?
MEO対策を行う弊社が言うのもなんですが、MEO対策は10位以内に入っていれば運用次第で集客に結びつけることもできます。(もちろん上がっているほうがいいですが)

このように、成果報酬型MEO対策には様々な落とし穴があり、対策を誤ると思わぬコストを支払う可能性があります。

では、どのようにMEO対策は行うべきなのでしょうか。
以下3点について解説していきます。

正しいMEO対策の進め方

適切なキーワード選定

まず、現在どのようなキーワードでお店が見られているのか確認しましょう。

方法はGoogleビジネスプロフィール内の「パフォーマンス」で見ることができます。

集客につながっているキーワードの中から現在、上位表示できていないものを優先的に対策しましょう。もちろん、上位表示させたい地点での順位を確認してください。

指定地点での順位を調べる方法はいろいろあります。
面倒なのでいちど話を聞かせて!という方はお気軽にお問い合わせください。

次に検索ボリュームの多いキーワードでかつ、順位の低いキーワードを対策しましょう。ここで注意するべきは対象エリアでの検索ボリュームと上位表示させたい地点での順位が低いキーワードです。

検索ボリュームと現在の流入数を比較してカバー率の低いキーワードかつ、お店の望むお客様に合わせたキーワードを選定していきましょう。

上位表示エリアを広げていく

対策キーワードが決定して対策を実施していくなかで必要なのが、表示エリアを広げるという考え方です。先述したように最も上がりやすいのは「お店の所在地」です。

所在地からまずは東西南北400m地点で表示されている状態を目指してください。

なぜ400mかと言うとGoogleの条件フィルターがまず400mから始まるからです。
400m圏内で表示されていないのであればMEO対策での集客はほぼ見込まれません。

その次は800mというように上位表示できているエリアを広げるというのが
MEO対策の基本的な進め方です。

運用が集客を左右する

ここまで順位を上げることにフォーカスしてきましたが、さまざまな店舗様を見てくる中で投稿や口コミの運用部分が順位同様に重要だと考えています。

そもそもこのGoogleビジネスプロフィールというのはユーザーに対して
どんなお店があるのか?
どんなサービスがあるのか?
評判はどうか?

という情報を事前に伝えることを目的にされています。

現地で撮影された店内写真や口コミ、今日来店したら得られる特典やイベントに関する投稿。口コミに対するオーナーやスタッフの姿勢などが価値あるコンテンツだと思います。そういった運用ができていない店舗には上位に表示されたからと言って足を運ぼうとは思わないはずです。

まとめ

順位だけの成果報酬には気をつけましょう

成果報酬型のMEO対策は、契約内容をしっかり理解して適切な運用ができれば効果的な集客施策になります。

このリスクを回避するには、下記3点に注意しましょう。

キーワード選定

・現在の流入キーワードをチェックする。
・対象エリアの検索ボリュームをチェックする。
・ターゲットエリアで表示ができていないキーワードをチェックする。

成果の発生する計測地点

・成果の発生する計測地点はどこか?
・現在地での順位が上がっていないのはキーワードか設定状況を疑う。

適切なビジネスプロフィールの運用

・順位よりもまず、見られて来店したくなる内容にする。
・口コミは宝。お客様への姿勢を示すチャンス。
・現地の写真や商品・メニューを充実させる。

アクション成果型MEO対策のご案内

弊社では日本初のアクション成果報酬型MEO対策UPMapsをご提供しています。

従来の検索順位成果型ではなく、お客様からの電話や経路検索をベースに集客数を成果報酬の対象にした料金体系です。

今までお話ししてきたように適切なキーワード選定、表示エリアの拡張、運用サポートまで含めた内容となっているためお店の状況に合わせた対策を実施することができます。
しかも、現状から増えた件数のみが成果の対象ですのでご安心ください。

また、現在事例店舗様を積極募集中です。

ご協力いただく部分もございますが、通常よりもコストを抑えて導入いただくことができますのでこの機会にご利用くださいませ。